猫にシャンプーは必要 ? (。・ω・。)

長毛猫

人は毎日頭をシャンプーしたり体を洗わないと、べたついたり匂いが気になりますが、猫はどう感じているのでしょうか。猫は、基本的には水を嫌います。シャンプーで洗ったりすると、この世の終わりかと思うほど泣き叫ぶ猫もいます。そのためシャンプーを諦めた飼い主さんも多いでしょう。

猫はもともと体臭も少なく、セルフグルーミングもしているので、基本的に室内飼育の短毛種であれば、無理やりシャンプーをする必要はありません。
しかし、長毛種ではセルフグルーミングが行き届かずどうしても毛が汚れるので、月に1回くらいシャンプーをするのが理想的です。また、重度の肥満であったり、老齢の猫は毛繕いをしないことがあります。

猫のシャンプー方法

猫シャンプー

1.シャンプーの前にブラッシング
ブラッシングをして、被毛のもつれと毛玉をほぐします。毛玉が残ったまま濡らすと、固まってしまい、ほぐれなくなります。ブラッシングの後にコームで引っ掛かりがないことを確認します。また、シャンプーの時に抜け毛が多いと、排水溝がつまる原因になります。

2.体を濡らす
たらい、猫用のバスタブなどの大きめの容器にぬるま湯を入れます。熱いお湯ではなく、人が手を入れて「あったかい」と感じる程度のぬるま湯にしてください。
猫をお湯の中に入れて、顔から遠い、後ろ肢やお尻のほうから、手でゆっくりお湯をかけて、徐々に慣らしていきます。シャワーのときは、シャワーヘッドを猫の体に当てると水圧にも驚きません。ただし、ノミがいる場合は、後ろからお湯をかけると、顔のほうに逃げ込んでしまうので、ノミが顔に来ないように最初に首の後ろを濡らします。

3.シャンプーで洗う
シャンプーは必ず猫用を使ってください。人用のシャンプーは適していません。
ぬるま湯で薄めた適量のシャンプーを猫の体につけ、指先でもむようにして軽く泡をたて、背中のあたりからお腹、足先へと良く泡立てながら体をこすっていきます。この時、足の裏と指の付け根は汚れを見落としやすいので、忘れずに洗ってあげましょう。

長毛猫 アップ

4.すすぐ
耳にお湯が入らないようにシャンプーを洗い流します。猫は自分の毛をなめるので乾かした後にシャンプー成分が毛に残っていると口に入りますので、しっかり流してあげてください。また、すすぎ残しがあると皮膚炎などの原因になります。

5.乾かす
吸水性のあるタオルなどで水分を良く拭き取りますが、こするというよりは、タオルを押し付けて水分を吸い取るといった感じで行ってください。
タオルで水分を拭き取った後はドライヤーが便利ですが、嫌がる猫も少なくありません。パニックになる猫もいるので、事前にドライヤーに対する反応を確認しておいてください。ドライヤーが嫌いな猫の場合は、タオルでできる限り水分を拭き取り、暖かい部屋で自然乾燥させましょう。子猫や老猫は体力がないので、特に冷えないように気をつけてください。

シャンプーを極度に嫌がるネコちゃんの場合は無理をしないことが大切です。トリマーさんなど、プロにまかせることをおすすめします。

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