犬の寝言

犬の寝言、実はこんな理由が・・・

ダックスフンド寝る

ぐっすり眠った愛犬が、人間のように寝言を言う時ってありませんか?その寝言には、実はこんな理由があるのです。

○犬の寝言はストレス発散と学習タイム

ダックス走る

人間と生活を共にする犬たちは、日々常に何かを学習しています。
人も机に向かって一生懸命勉強した時、脳がストレスや疲れを感じたことがあると思います。そういった疲れは寝ると解消され、頭もすっきりしますよね?

犬も同じく、起きている時に学習したことを夢の中で学習しなおし、疲れた脳をリセットしている状態なんです。
犬が寝言を言っている時は何かを追いかけたり、おいしいものを食べたり、楽しかったり怖かったり、様々な経験と記憶を整理している最中なんですね。

○寝言を言っている時は起こしてはダメ?

先述のように、寝言を言っている時というのは犬にとってストレスを発散し、経験と記憶を整理する大切な時間です。たまに大きな声で寝言を言う犬もいるので飼い主さんとしては心配になるような時もあるかもしれませんが、それによって起こす必要はありません。
起こすとせっかくの記憶の整理ができなくなってしまうだけではなく、脳が起ききれていないため、寝ぼけたような状態の犬が誤って飼い主さんを噛んでしまうこともあります。
犬が寝言を言っている時には、そっと見守ってあげるようにしましょう。

犬の睡眠トラブルってどんなもの?

身体と心を休めるためにも、とても大切な睡眠の時間。動物にとって、睡眠は生きるために必要不可欠なものです。ですが人間にも睡眠に関するトラブルがあるように、実は犬にも睡眠トラブルがあるのです。

○犬の睡眠障害の原因

犬の睡眠障害の原因としては、主に3つの原因が挙げられます。

○引越しや旅行など、普段と違う場所で眠らなければいけない時

これは人間でもよくあることですね。いつもと違う環境で寝なければならなくなった時、睡眠トラブルを起こしてしまうことがあります。こういった時には無理をさせず、できるだけ飼い主さんがそばにいて安心させてあげることが大切です。

○病気による痛みや痒みなど、身体的な理由

痛みを伴うケガや病気、または激しい痒みを伴う皮膚病などを患っている場合、睡眠トラブルを起こしてしまうことがあります。ゆっくり眠れない日が続くと体力の低下などにより病気が治りづらいばかりではなく、場合によっては命に関わるようなことが起きてしまうこともありますので、まずは眠れない原因を取り除くことを最優先にしましょう。

○認知症

チワワ寝る

認知症になると、昼夜が逆転してしまうことがあります。また目や耳が不自由になることにより、夜中に長時間遠吠えをしてしまったり、これまで守れていた指示が守れなくなってしまったりすることも。こういった場合にはなるべく昼の間にお散歩をさせるなどして無理のない範囲で脳に刺激を与えることが大切です。

きちんと眠れない日が続くと体力や免疫力が低下するばかりではなく、トレーニングなどで学習する能力も低下してしまいます。それによって飼い主さんに叱られることでさらに眠れない状態に・・・という悪循環を生み出してしまいますので、できるだけ早く対処することが重要です。

まとめ

マルプー

人間にとっても犬にとっても、眠る時間はとても大切なもの。眠ることによって脳と身体をリセット・回復し、そのおかげで翌日また元気に過ごすことができます。犬も人間も共に日々健康で楽しく過ごすためにも、睡眠時間はしっかりと確保したいものです。
また万が一、愛犬が眠れていないのでは?と感じるようなことがあったら、早めに動物病院で獣医さんに相談されることをおすすめします。上記の疾患以外にも、検査によって内臓疾患など発見できる場合があります。日々の観察で、愛犬の健康を守ってあげましょう。

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