愛犬用の衣類やタオルの洗濯方法について

犬を飼っていると、何かと犬用の布製品が多くなってくるご家庭も多いのではないでしょうか?
犬の寝床用のベッドやマットからお洋服、タオルなど...そのどれもを清潔に保つためにも、こまめな洗濯は欠かせません。では、どのように洗濯するのがベストなのでしょうか?詳しくご紹介します。

洗濯できるかどうか確認する

布製品には取り扱い方を示すタグがついています。そのタグをまず確認し、洗濯が可能なものかどうかを確認しましょう。洗濯機や手洗いのマークがついていれば水洗いすることが可能です。

○水洗いする前に毛を取り除くこと

犬用の布製品は、どうしても毛が多くついてしまうもの。この毛がついたまま洗濯機で洗ってしまうと、他の洗濯物にも毛がついてしまい、取り除くのに苦労することになってしまいます。また、洗濯機の排水管に毛が詰まってしまうことにもなり兼ねません。このようなことを防ぐためにも、洗濯機に入れる前に粘着テープなどで毛を取り除くようにしましょう。洋服ブラシで払うのも良いでしょう。

○ペット用品専用洗剤

犬の体から出る皮脂汚れは人の体から出るものとは違います。犬の体から出る汚れには硬いロウのような状態の成分が多く含まれており、この汚れが落としきれないと独特の不快なニオイの原因になってしまいます。通常の衣料用洗剤では落としきれない場合には、そういった汚れを除去する効果の高いペット用品専用洗剤の使用をお勧めします。

○柔軟剤はNG!

人間にとっては良い香りでも、犬にとっては大変不快な香りであることが多々あります。犬用の布製品を洗濯する時には柔軟剤は使用せず、できるだけ香りの残らない洗剤で洗うようにしましょう。
どうしても使いたい場合には、ペット用品専用の洗濯仕上げ材というものが市販されています。使用法は人間用の柔軟剤を使用する時と同じでOK、単に汚れを落とすだけではなく抗菌効果が高まったり、菌の増殖の予防、静電気やアレルゲンの付着なども防ぐことがきます。

○できるだけ早く乾かす

これは人間の衣類を洗濯する時にも言えることですが、水に濡れた状態が長く続くと雑菌が繁殖し、ニオイの原因になってしまいます。洗濯が仕上がったら、天日に干したり風通しの良いところに置くなどして早めに乾燥できる様、工夫すると良いかもしれませんね。

○詰め込みすぎない

これも人間用の衣類を洗濯する時と同じですが、洗濯する際には洗濯物を詰め込みすぎないようにしましょう。詰め込みすぎると、汚れ落ちの低下につながります。

○別の洗濯機を用意する

なかなかできることではないとは思いますが、人間用と犬用、別々の洗濯機を用意している方もいらっしゃると聞きます。犬用には2kgか3kgサイズの洗濯機で十分ですので、もし別々の洗濯機を用意することを検討される際には参考にしてみてくださいね。

洗濯しないと雑菌の温床に

犬用の布製品は何かと直に犬に触れるものが多いため、どうしても汚れがつきやすいもの。これを放っておくと、アレルギーなどを引き起こす雑菌が繁殖してしまいます。特に冬用品は保温性が高く、使用している際にも温度が高く保たれることが多いため、場合によっては雑菌だけでなくダニやノミが繁殖してしまうことも。こうなると非常に厄介ですので、人間同様に犬用布製品も洗濯が可能なものはしっかりと洗濯し、清潔に保ちたいところですね。

まとめ

身の回りのものを清潔に保つことは、健康を保つことへの第一歩。ペットも大切な家族、その家族にいつまでも健康で元気に過ごしてもらうためにも、汚れやすい布製品は可能な限りきちんと洗濯して、清潔を保つように心がけましょう。

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