猫の鳴き声の秘密

猫鳴く

猫と一緒に暮らしていると帰宅した時、テレビを見ている時などに猫がそばに来て「ニャーニャー」鳴きますが、何を伝えたいのでしょうか。

猫の鳴き声

猫は鳴き声のトーンや仕草などで、気持ちを伝えてきます。しかも猫同士では、親子の関係でなければ鳴き声を使い分けることはせず、人間に対してだけだそうです。
私達がよく聞く「ニャー」「ニャーオ」「ニャア」といった鳴き声は、実は猫同士ではほとんど使われません。この鳴き声は、本来子猫が母親に居場所を伝え、母親が子猫を呼ぶ時に使われます。
うっかり鳴くと居場所が外敵にばれて危険なので、猫同士の世界では喧嘩や威嚇をする時くらいしか鳴きません。オトナの猫同士では耳の動きや姿勢、しぐさなどのボディランゲージでコミュニケーションを取ります。
人間(飼い主)と猫の関係は母子関係に近いといえるでしょう。
どの鳴き声がどういう感情表現か分かれば、猫ちゃんの気持ちが理解できます。次が代表的な猫の気持ちを表す鳴き方です。

○「ニャー」「ニャーオ」「ニャア」

「ごはんちょーだい」、「遊んで」、「撫でて」など、飼い主さんに要求する時の鳴き方です。
圧倒的にごはんの催促である事が多いようです。

○「フーッ」「シャー」「ナー」

「なんだよ!」「あっち行け!」など、怒っている時や威嚇する時です。

○「ゴロゴロ」「グルグル」

「幸せー」「心地いいー」と、安心・リラックスしている時です。

○「アォーン」「ンニャーオン」(長いダミ声で鳴き続ける)

猫おねだり

発情期に相手を呼んでいる、自分をアピールしている時です。

猫 気持ちいい

猫の年齢・性格によって鳴き声のトーンが変わります。声の高さや低さ、しぐさも一緒に見ると気持ちを知ることができます。
シッポの動き、まばたきの仕方などでも感情を伝えてきます。例えば、猫ちゃんが "ユックリとまばたき" をしてくれると、それは「親愛の情」「敵じゃないよ」ということを示しています。そんな時は飼い主さんもゆっくりとまばたきしてあげましょう。

それぞれの鳴き声にどういう猫の気持ちや意味が込められているか愛猫をじっくり観察することをオススメします。

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