なぜ猫は噛むのか・・・猫の気持ちから知る

猫甘える

大事に可愛がって育てているのに、飼い猫が急にかみついてくる時がありますよね。
やさしく猫をなでて、ゴロゴロ喉を鳴らして気持ち良さそうにしていると思ったら「ガブッ」猫の態度の急変に戸惑ってしまいます。

猫が噛む理由と対処法

遊ぶ猫

○遊んでほしい

猫が遊びを催促するサインはいろいろありますが、噛みついたりする猫もいます。擬似的な攻撃行動ですが、始めのうちは遊びの催促と気がつかないこともあります。攻撃を避けるためには、他のおもちゃで気をそらし、少し遊んであげます。決してご自身の「手」で遊ぶことはしないでください。猫ちゃんが「手=遊び道具」と覚えてしまい、噛み癖がついてしまいます。
遊びは、猫の狩猟本能を満たしてあげるために欠かせませんから、猫が退屈しないよう日頃からよく遊んであげるようにしましょう。

○甘噛みの癖

子猫の時に、飼い主に甘えて指をなめたり、軽く噛んだりします。そのままにしていると、癖になって成猫になっても止めなくなることがあります。成猫になると、手加減しているつもりでも、あごの力が発達しているので、けっこう痛いものです。
子猫の時にできるだけ甘噛みさせないようにしましょう。噛んできた瞬間に「痛い」など、猫が驚くような大声を上げることが効果的です。決して叩いたりしてはいけません。人も動物も同じですが、体罰で服従を強いる教育(しつけ)では、信頼関係が壊れて教育効果は得られません。他にも、「噛んできた瞬間に触れ合いを中断する」ことも有効です。

猫 退屈

○愛撫誘発性の噛みつき

気持ちよさそうになでられていた猫が急に、噛みついてくるというものです。
触り方への不満、もうやめての合図、もっとという催促が考えられます。これを回避するためには、猫の表情を観察して、耳を横にピンと立て、瞳孔を大きく開く「デビルフェイス」が見られた場合には、すぐ触れ合いを中断するようにします。

○興奮している時

窓の外からの鳥や虫などさまざまな刺激、何らかの原因があり、猫ちゃんが興奮したり警戒している時があります。そんな時には、いくら飼い主さんであっても「猫ちゃん自身が警戒をしている原因がつかめない」事が理由で、警戒を解くことが出来ずに、飼い主さんにも心を開けず、止むを得ずに噛んでしまう事もあります。こんなときの猫ちゃんは放っておくしかありません。あり余るエネルギーのとばっちりを受けないよう、そっと離れていましょう。

猫 うったえる

○合図の噛みつき

お腹がすいた、寝床を作って欲しい、などのさいそくかも知れません。
大きな声で鳴いたり、しっぽをピンピンふってみたり、それでも飼い主さんが気付いてくれないと、「ガブリ」と噛みつくこともあります。

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