犬の散歩のマナー、注意すること

犬 散歩

ほとんどの犬は散歩が好きで、その時間を心待ちにしています。散歩は愛犬との絆を深めるだけではなく、犬の運動能力を維持し、色々な刺激を与えることで脳を始めとする神経系を活性化する効果があります。家族以外の人間を見たり、家庭以外の人間の営みを見たりできる唯一の時間ですから、毎日いろんな所に連れて行かれるワンちゃんほど人間社会を体験でき、ストレスに強い犬に育って行きます。毎日適度な距離を歩くことは、健康維持のために人間の体にとっても必要な運動です。


犬の散歩時、注意したい点

○飼い主が先に歩くこと

犬が先導をきって、飼い主を引っ張って自分が行きたい方向に進ませてはいけません。犬がリードする散歩をすると、飼い主と犬との主従関係が逆転してしまいます。「自分の力が強い」と誤解してしまい、飼い主を見下すようになってしまいます。そうなると犬は命令をきかなくなり、散歩に限らずしつけ自体が困難になります。

○拾い食いをさせない

桜 犬

犬が口にすると危険なものはたくさんあります。石ころ・ビニール・タバコの吸殻や腐った食べ物。水たまりの水も伝染病の原因になりかねません。散歩中に草を食べることがあります。この習性で注意したいのは除草剤です。除草剤は草を枯らせるほど毒性が強いものですから、体調をくずしたり最悪の場合は死んでしまうこともあります。拾い食いをしたら、すぐに口を開けさせて口内の食べ物を引っ張り出し、「イケナイ」としかりましょう。においをかいでいる段階でしかるのは、間違いです。叱るのは、口に入れようとした瞬間にしましょう。 ここでも、叱るタイミングが大事です。

○おしっこやうんちはさせない

散歩の時に犬に排泄をさせるのは好ましくありません。ワンちゃんに「おしっこやうんちをするのは外だ」と覚えさせてしまい、屋外以外の場所では排泄しなくなることがあります。また、公共の場を汚すことは避けるべきです。散歩に出る前に屋内や自宅の敷地内で済ませましょう。万が一散歩中にしてしまった時は、飼い主さんが責任をもって対処しましょう。おしっこをした場合にはその場所をペットボトルに入れた水等で流します。うんちの場合は、便を密閉した袋などに入れて持ち帰り、その場所を水で流します。

○夏場、昼間の散歩は避ける

犬 散歩2

夏場の強い日差しの下での散歩は絶対に避けましょう。アスファルトの表面上の温度はかなり熱くなっています。アスファルトに近い分、犬は人間よりも暑く感じます。今の道路は、ほとんどアスファルト舗装されています。黒いものは熱を吸収しやすいので、あっという間に温度が上がります。靴を履いていない犬はヤケドをしてしまいますから、夏の散歩は早朝か夕方の涼しい時間帯にしてあげてください。

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